62歳の私には、兵庫県在住の13歳からやりとりをしているペンフレンドがいます。
かれこれ、49年間も手紙や葉書を交換してきました。
美しい優しい文字を、ポストを開けて見る度に、いつも嬉しく気持ちが踊ります。
初対面は、こちらに訪ねて来てくれた47歳の時。
2回目は、娘さんを伴って。
一昨年60歳の時には、私が会いに飛びました。
会って話したのも数回ですが、
手紙でやりとりしていたので、自然に会話が出来る不思議さを感じながら、その距離感を楽しみました。
神戸で会った時にプレゼントしてもらった薄緑色の額と、最近送ってもらった白い額装は、彼女の得意な刺繍。
繊細な針のあとを見ると、優しさをたっぷり感じるのです。
昨日届いた赤いステッチが可愛い刺繍の額装を、玄関先のクリスマスの飾りのコーナーに置いてみたらぴったり!
数年前の朝ドラ、花子とアンの会話の中で、『腹心の友』という言葉と意味を知った時、彼女のことだなと思いました。
何でも伝えあって、理解しあって、励まし合って、支え合って。
根底にある信頼を感じられる友情。
腹心の友の存在の大きさを、この歳になってつくづくありがたく感じています。
海を超えての友情を、手書きの文字を綴って、切手を貼って届けたい。
これからも大切に育んでいきたいな。
我が家で優しさを放つ刺繍の額装で、数日後のクリスマスの時間を嬉しい気持ちで迎えられると思います。